SCHOLARSHIP
アメリカへの高校留学で得られる奨学金
アメリカの高校には、大学と違って競技奨学金の制度がほぼありません。そのため、高校留学では国内の奨学金が主役となります。
アメリカの高校に競技奨学金はほぼない
NCAAのような統括団体が奨学金の枠を配る仕組みは大学のもので、高校にはありません。
私立高校やスポーツアカデミーには成績や家計状況に応じた授業料の減免制度がある学校もありますが、部分的な減額にとどまります。
公立高校の交換留学は費用が抑えられる一方、競技での学校選択やスポーツへの参加に制限がかかる場合があります。
国内の給付型奨学金が主役になる
日本国内には、高校生の海外留学を対象にした返済不要の奨学金があります。国や自治体、民間財団が運営しています。
支給額は制度によって幅がありますが、渡航費と滞在費の一部を賄える規模のものが中心です。留学費用の全額をカバーする制度は限られます。
そのうえで足りない分は、ご家庭の資金計画で埋めていきます。総額を早めに把握しておくことが重要です。
SCHOLARSHIP
国内の給付型奨学金を比較
代表的な制度はそれぞれ対象条件・支給内容・募集時期が異なるため、事前にチェックすることが大切です。

- トビタテ!留学JAPAN文部科学省が進める官民協働の留学支援制度です。高校生向けの枠があり、返済は不要です。
北米への留学の奨学金は、家計基準を満たす場合で月額16万円です(満たさない場合は月額6万円)。
選考は書類と面接で、留学計画の内容が重視される仕組みです。競技での留学であっても、計画として説明できれば対象になり得ます。
他団体の給付型奨学金を受ける場合は、その総額がトビタテの支給総額を超えないことが条件です。 - 民間財団の留学助成企業や財団が運営する留学助成があります。返済不要で、渡航費や滞在費の一部が支給される形が中心です。
対象となる学年、留学期間、留学先の条件が制度ごとに細かく決まっています。募集人数が少ない制度も多くあります。
競技での留学が対象になるかは制度ごとに確認が必要です。 - 交換留学プログラムの奨学金枠交換留学を運営する団体には、選考を通じた奨学金枠があります。参加費が減額される形が中心です。
交換留学は費用が抑えられる一方、留学先の学校や地域を選べないことが一般的です。競技環境を指定したい場合には向きません。 - 自治体の留学支援制度都道府県や市区町村が、在住の高校生向けに独自の留学支援を設けている場合があります。
居住地によって有無と内容が変わるため、まずお住まいの自治体の制度をご確認ください。国や民間の制度と併願できる場合もあります。
どの制度が使えるのか。
学年、留学の時期、ご家庭の状況を伺って、使える制度と締切を整理します。
COMBINE
併用はできるのか
複数の制度を組み合わせられれば、自己負担はさらに下がります。ただし条件があります。
併用を認める制度と、認めない制度があります。認める場合でも上限が設けられていることが一般的です。
たとえばトビタテ!留学JAPANでは、他団体の給付型奨学金を受ける場合、その総額がトビタテの支給総額を超えないことが条件になります。
この条件があるため、大型の制度を2つ重ねて総額を大きく増やすのは現実的とは言えません。ただし小規模な助成との組み合わせは検討できます。
併願して、通ったものから選ぶという進め方も可能です。まず締切を押さえておくことが大切になります。
SCHEDULE
申請スケジュールの目安
アメリカの学校は8月下旬〜9月に新学年が始まり、奨学金や学費支援の締切は渡航する前の年の冬に集中します。ここでは翌年の夏に渡航する場合を例に、いつ何を進めるかをまとめました。
- 渡航前年の5〜9月
まず留学先の候補を数校に絞り、学費支援の有無と出願締切を学校ごとに調べます。日本側ではトビタテ、自治体、民間財団の制度を洗い出し、対象になる留学期間や併用できるかを確認しておきます。
トビタテは在籍校を通じてしか申請できないため、この段階で担任や進路の先生に留学の意向を伝えておくと安心です。夏休みの学校見学やオンライン説明会も、出願先を決める材料になります。 - 渡航前年の10〜12月
秋は書類づくりの時期です。アメリカの学校の出願では、成績証明書、先生の推薦状、エッセイ、英語力や学力のテスト結果が求められることが多く、面接を行う学校もあります。
トビタテの募集要項は例年10月ごろに公開されるので、留学計画書もこの時期に書き始めましょう。計画書では、留学先で何に取り組み、帰国後にどう生かすかが問われます。競技の映像やプロフィールも冬までにそろえておきます。 - 渡航する年の1〜4月
1〜4月は応募して、選考の結果を待つ時期です。アメリカの私立高校は1月中旬を出願締切とする学校が多く、学費支援の申請もほぼ同じころに出します。合否と支援額は3月上旬に届き、4月上旬までに進学先を決めて入学手続きを済ませます。
トビタテは1月下旬が申請期限で、書類審査と面接を経て4月下旬に採否が決まる流れです。スポーツアカデミーなど出願の時期が違う学校もあるため、一覧で管理しておくと抜け漏れを防げます。 - 渡航する年の5〜8月
結果がそろったら、奨学金と学費支援でまかなえない分をどう払うかを確定させます。入学手続きが済むと学校から入学許可証(I-20)が届き、それをもとに留学用のF-1ビザを申請します。
原則として大使館での面接があるので、書類が届きしだい予約を入れましょう。トビタテに採用された場合は6月の事前研修への参加が必須で、留学を始められるのは7月以降です。航空券や寮の準備もこの時期に進めます。
制度ごとに募集の時期が違うため、複数を狙う場合は締切の一覧を作っておくと動きやすくなります。
SCHOLARSHIP
大学からは奨学金が主役になる
アメリカの大学は、高校と比べて奨学金の制度が充実しています。高校留学は、大学で奨学金を得るための準備期間と考えることもできます。
高校留学は大学進学の助走になる
アメリカの高校で成績と競技実績を作ると、大学のコーチから見た評価材料が揃います。英語力も現地基準で身につく点が強みです。
アメリカ全体で見ると、NCAA D1の選手の59%、D2の選手の64%が競技奨学金を受けています(※NCAA「Recruiting Facts」2024年10月版)。獲得額によっては、大学に支払う自己負担が実質0円に近づくケースもあります。
高校の数年間は費用がかかりますが、そこで実績を積めば、大学の4年間で自己負担を大きく下げられる可能性があります。高校と大学を通した総額で考えるのがおすすめです。
FAQ
よくある質問
高校留学で奨学金はもらえますか?
アメリカの高校側からは、ほとんど期待できません。日本国内の給付型奨学金を使うのが現実的な手段です。支給額は渡航費と滞在費の一部を賄える規模が中心で、全額をカバーする制度は限られます。
トビタテ!留学JAPANの倍率は?受かるコツはありますか?
高校生コースは採用枠が限られ、年度により選考の厳しさは変わります。合格者に共通するのは、渡航先で何を学び帰国後にどう活かすかを自分の言葉で計画に書いていることです。競技での留学も計画として説明できれば対象になり得ます。
スポーツでの留学も対象になりますか?
制度によって異なります。留学計画の内容で選考される制度では、競技での留学であっても計画として説明できれば対象になり得るのが一般的です。学術的な目的に限定している制度もあるため、募集要項の対象要件を1件ずつ確認します。
併用はできますか?
制度ごとに条件が決まっています。認める場合でも上限が設けられていることが一般的です。トビタテ!留学JAPANでは、他団体の給付型奨学金の総額がトビタテの支給総額を超えないことが条件になります。
申請はいつまでですか?
制度ごとに違います。留学の6か月から12か月前に応募の締切が来るものが中心です。留学の時期から逆算して、締切の一覧を早めに作っておくことをおすすめします。
成績が良くないと通りませんか?
学業成績を要件にしている制度もあります。ただし選考で重視されるのは、留学計画の内容と本人の意欲という制度も少なくありません。成績が心配な場合も、まずは要件を確認するところから始めます。
奨学金が取れなかったら、留学は無理ですか?
奨学金を前提にしない資金計画も検討できます。留学の期間を短くする、学費が抑えられる学校を選ぶといった調整も可能です。ご家庭の負担が大きすぎると判断される場合は、その旨をお伝えします。 >>無料相談・資料請求
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COLUMN
お役立ちコラム
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